楽曲紹介

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消費税よ、どこへ行く・・・

楽曲のコメント

「消費税よ、どこへ行く」は、今、各党が、減税の対象としている話題の消費税の歌である。2015年にこの曲をリリースしたのであるが、既に、歌詞では「7.5.3ではなく、8.5.3そして10(テン)% 」となって、消費税率を10%としている。消費税の税率は、2019年10月に3度目の正直で、ようやく10%(地方消費税2.2%を含む)に引き上げられた。歌の方が先行したのである。これに続く消費税の歌として、令和6年に「インボイス音頭」をリリースしている。

 消費税の変遷は、次のとおりである。

① 竹下内閣 → 消費税法案(昭和63年)→ 平成元年4月1日実施(3%)
② 村山内閣 → 消費税率の引き上げ(平成6年)→ (3% → 5%)
③ 野田内閣 → 消費税率(平成24年)→ (5% → 8%)
④ 安倍内閣 → 消費税率(平成28年)→ (8% → 10%)
⑤ 岸田内閣 → インボイス制度導入(令和5年10月から施行)
      

歌詞

  1. あなたは覚えていますか
    あの~平成元年を
    そう消費税が生まれたあの年
    慣れない税に戸惑ったあの日のことを
    あれから幾とせ
    すっかりみんな慣れ親しみ
    僕たちは消費税のために働く
  2. あなたは忘れましたか
    初めての~消費税率を
    そう3%から始まったあの時
    1円玉を集めたあの日のことを
    あれから時は流れ
    7・5・3じゃなく
    8・5・3そして10 [テン]%
    僕たちは消費税のために働く
  3. あなたは知っていますか
    「逆進性」という言葉を
    そう貧しい人に重いということ
    薄く広く集めるこの制度
    あれから四半世紀
    税収一番優等生トップランナー
    僕たちは消費税のために働く
  4. あなたは納得してますか
    消費税の行方を
    そう「年金」「医療」
    「介護」「子育て支援」
    そんな言葉で負担を強いる
    これから未来永劫
    高齢社会で日本はどこへゆくの
    僕たちは消費税のために働く

 「政省令・通達による業種別 最新消費税Q&A」(清文社・1989年2月)

この本は、消費税が導入された平成元年に、関西の若手税理士・会計士が急遽、セミナーのテキストとして、執筆した古典的(古本というだけの意味)な本である。この本に関しては、「速報税理」(ぎょうせい・2024.12.1)の「鼎談/税の深層」の「消費税を深掘りする①」(秋山高善・八ツ尾順一・矢内一好)で、次のように述べている。

「消費税が導入されたとき、多くの国民に影響を与えることから、日本中で、大騒ぎになったことを覚えています。書店で消費税の本が出ると、あっという間に売り切れたといった報道がされました。また、ある著名な税理士が消費税の本を書いて、一軒の家が買えるぐらいの「印税」を得たという噂も巷で飛び交っていました。余談ですが、私もそのおこぼれに預かり、消費税の導入前後に、某コンピューター会社の主催で、事業関係者(大会社・中小企業・個人事業者)向けの消費税セミナーの講師として、日本のあちこちに行きました。そのセミナーのテキストとして、関西の若手税理士・公認会計士の4人で、急遽「最新消費税O&A:政省令、通達による業種別」(清文社・1989年2月)を共同執筆しました。このテキストを使い、4人で地域の分担をし、私は、秋田からスタートし、弘前、新潟などを経由して、名古屋、大阪でしゃべり、更に、南下し、最後は、鹿児島でしたが、セミナーが終わってから、城山ホテルの温泉に浸かり、夕暮れの美しい桜島を見ながら薩摩焼酎を飲んだ思い出があります。30代後半の元気のあるときでした。振り返ると、当時は、「消費税」という名のセミナーを開催すると、本当に多くの受講者(事業者等)が集まりました。」

 平成元年9月号№501「納税月報」の記事(一部抜粋)「対談:実務から見た消費税:東洋建設(株)参与・米澤宏之介氏」

 東洋建設(株)は、当時、瑞穂監査法人のパートとして、私が会計士監査に行っていた会社で、その時に、経理部長から参与に代わられた米澤宏之介氏にお願いして、上場会社(東証一部)の消費税の導入状況をインタビューした記事である。因みに、雑誌の写真は、私が、38歳のときのものである。今と違って、髪の毛はフサフサである。

(参考)税関と消費税

 「「税関の税務調査」と消費税の更正の請求」(清文社・2024年)の本を杉澤先雄一生が執筆しました。私が大学院で指導した学生ですが、大変な勉強家です。ここに著書をご紹介します。

「米国の税制から我が国の消費税について考える」(ICSニュース・TAXトレンド55・2025.7)の記事

 「実額経費控除と消費税」(第52話)の記事

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