楽曲のコメント
「おじいちゃんの恋 ~贈与税物語より」は、高齢者に対する警告の歌である。この歌は、神戸地裁平成27.8.18判決をベースにしたものである。贈与税の「連帯納付義務」を歌ったもので、歌詞は、複雑で、恐ろしい内容である。高齢化社会に、よくある話とも言われ、この歌を聴いて、日本の贈与税の仕組み(問題点)を理解して貰えたらと思う。そして、お金持ちのおじいちゃんは、注意すべきであると警告している。
歌詞
- おじいちゃんは古希になった
だけど髪はふさふさ
背筋を伸ばし颯爽と
街を歩いてる
おじいちゃんは甘い声で
好きな演歌を唄う
若い娘は微笑み輝く
そんなある日おじいちゃんは
天使に恋をする
おじいちゃんの青春がやってきた - おじいちゃんはお金もち
だけど口癖のように
「金は生きてるうちに使え」と
おじいちゃんの幸せの日々
いつも天使と二人
心のゆくままダンスを海辺で
そんなある日おじいちゃんは
天使に2億円のプレゼント
おじいちゃんはそして天国へ - おじいちゃんの天使がいつの間にか消えた
だけど行方を知らない誰も
おじいちゃんの子供達は
天使を知らないけれど
突然の贈与税 降り掛かる
そんなある日子供達は
連帯納付義務者
おじいちゃんは天国で恋をしている - おじいちゃんの子供達には課せられる贈与税
何も知らないけれども
義務がある
おじいちゃんは嬉しそうに
遺影の中で笑ってる
子供はおじいちゃんの相続人
そんなある日子供達は
その義務を引き継ぐの
おじいちゃんの恋の結末
これがおじいちゃんの贈与税物語
資産税の実務研究(税務判断のポイント64)清文社・2016年
