歌詞
- ながい人生の旅路に 秋の風立つ
帰らぬ風景水の流れに
人生なんて霞(カスミ)のよう
企業年金関係ない
俺は零細自営業
あ~15日が待ち遠しい
いとしい国民 年金ブルース - 還暦とっくに過ぎたのに まだ仕事
腰の痛みにリハビリ受けて
人生100年と言うけれど
厚生年金早く欲しい
俺はしがないサラリーマン
あ~年金夢見て
満員電車の 年金ブルース - ようやく退職したけど 再雇用
昔の部下に叱られながら
こぼれて転げて泣かされる
お国のためにとがんばった
俺はノンキャリ公務員
あ~共済年金は
空の彼方の 年金ブルース - 加速する高齢社会 団塊世代
ジェネレーションのコンフリクト
払い込んだ還らぬ年金
引退世代は給付金
俺は年金払い続け
あ~見果てぬ夢年金支給
消え去る運命 年金ブルース
楽曲のコメント
「年金ブルース」である。日本の年金制度(賦課方式)は、イギリスのリンダ・グラットン(心理学者)とアンドリュー・スコット(経済学者)が執筆した「LIFE SHIFT」にも書かれているように、将来、必ず破綻する。年金受給者が増加し、それを負担する若年層が減少することを考えれば、当然の帰結であると誰でも思う。この歌は、ブルースであるから、メロディーは沈んでいる。この歌を聴きながら、自分の100年の人生設計をじっくりと考えて頂きたいと願うのである。