楽曲紹介

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宿泊税ストーリー 

歌詞

  1. 青空にそびえる スカイツリー
    夜空に映える レインボーブリッジ
    夜の東京は メトロポリタン
    別かれた人思う 上野駅
    銀座、浅草、六本木
    桜舞い散る 新宿御苑
    涙に濡れて ホテルに泊まる
    春の東京 宿泊税を払う
  2. 祇園祭 宵山に
    山鉾巡行 清水の坂
    そぞろ浴衣の 高瀬川
    あの人を偲ぶ 送り火
    京都、大原、三千院
    涼風流れる 嵐山
    古都の逍遥 ホテルに泊まる
    夏の京都に 宿泊税を払う
  3. 歴史をたどる 大阪城
    楽しさいっぱい USJ
    夢を見るよな 海遊館
    あなたと歩いた 道頓堀
    梅田、本町、心斎橋へ
    銀杏並木の 御堂筋
    思い出抱いて ホテルに泊まる
    秋の大阪 宿泊税を払う
  4. 雪が舞散る 兼六園
    ひがし茶屋街 近江町
    冬枯れ蔦の 武家屋敷
    恋から逃れて 忍者寺
    ネオン輝く 香林坊
    川面にうつる あなたの笑顔
    女一人で ホテルに泊まる
    冬の金沢 宿泊税を払う

楽曲のコメント

 「宿泊税ストーリー」は「ふるさとに寄附をしょう」と同様、地方税の歌である。2019年に創られた「宿泊税ストーリー」は、その時までに導入された「東京」「京都」「大阪」そして「金沢」を舞台に歌っている。宿泊税は、地方税法に基づく「法定外目的税」である。法定外税とは、地方税法に掲げられた税目以外のものをいい、目的税とは、税の使途を特定する税である。1999年の「地方分権一括法」によって、目的税も法定外税で認められるようになった。法定外税の課税については、総務大臣との事前協議で「同意」が必要となる。また、総務大臣の処分に対して、不服がある場合には、「国地方係争処理委員会」(地方自治法250条の7)に審査申出をすることができ、更に、高等裁判所へ提起できることになっている。最後に、この曲を聴いて、「これは別れの歌ですね」と、某税法学者から言われたことを付け加えておく。

(税金のポイント) 宿泊税(地方税)は「法定外税」の「目的税」です。

 「法定外税」とは、地方税法に掲げられている税目以外のものです。この法定外税の課税は、総務大臣との事前協議で「同意」が必要ですが、この「同意」は、この条例が適法であることを判断するものではありません。そして、「目的税」とは、その使途の目的が定まっている税のことで、1999年の「地方分権一括法」で、目的税についても法定外税が認められました。法定外・目的税については、使途やその効果などが明確なため納税者の同意を得やすいといわれています。例えば、この宿泊税も、これによって公衆トイレがきれいになったと指摘されています。ただ、使途を特定することによって、財政を硬直化させる等の批判もあります。

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