歌詞
- 暖簾くぐると女将の笑顔
背広の二人はしご酒
駅の路地裏苦い思い出
取引先の顔うかがいながら
酔うに酔えないハイボール
あ～あ～接待交際費 - 残業してると社長のダミ声
労う（ねぎらう）つもりか誘われて
早く帰りたい妻子の笑顔
会社近くのカラオケスナック
演歌聞かされウイスキー
あ～あ～接待交際費 - 顔で笑って心で泣いて
飲めない酒にも慣れてきて
出世のためにとへりくだり
サラリーマンの処世術
幸せなのかと清酒（さけ）に訊く
あ～あ～接待交際費 - いつの間にか最終電車
得意先にはタクシーチケット
俺ば慌てて駅まで走り
見えない電車の影を追う
ホームのベンチで缶ビール
あ～あ～接待交際費
楽曲のコメント
「交際費のうた」は、法人税（根拠条文:租税特別措置法61条の4）の歌である。これは、法人税の歌としては、初めての曲である。たまたま、2021年に、日本税法学会の学会誌である税法学586号で、「フリンジ・ベネフィットに対する個人課税と交際費」というテーマを執筆した。もっとも、この論文は、歌詞の内容とは全く異なっている。参考までに、「交際費のうた」のワンコーラスを紹介すると次のような歌詞である。「暖簾くぐると、女将の笑顔、背広の二人、はしご酒、駅の路地裏、苦い思い出、取引先の顔色、うかがいながら、酔うに酔えない、ハイボール、あ～あ～接待、交際費」と言った感じ。この歌は、歌いやすいメロディーである。是非、皆さんに歌って貰いたいと思う。因みに、筆者が執筆した「交際費」の本として、「交際費～税務処理・申告・調査対策（第5版）」（中央経済社・2007）がある（下記の写真参照）。
