タリフマンのトランプの関税は、世界経済を混乱とさせている。露骨な米国第一主義を全面に、何の根拠もなく、関税を振り回している。あまり知らなかったのであるが、米国の1890年代は、税収のほとんどが関税で、所得税はなかったという。トランプは、「1890年代は米国が最も豊かな時代だった」述べている。ところが、現在、米国の関税収入(連邦政府の24会計年度)は、770億ドルで、歳入全体に占める割合1.57%らしい。過去70年間を遡っても関税は、全体の2%を上回ったことがない。それを米国民の負担となっている所得税を廃止し、それに代わって関税収入を主役にするシナリオをぶち上げ、世界を驚かせたのである。
そこで、今回は、タリフ(tariff)の歌を作ることにしたのである。
歌詞は、以下のように、タリフの起源から、トランプまでの壮大な内容になっている。
タリフは繰り返される
1 メソポタミア エジプト ギリシャからローマ
はるか彼方の タリフの起源 国家の財政
ささえたタリフ 中世の交易を妨げる
タリフ タリフ タリフは 関税
それはいつも 繰り返される
2 ハンザ同盟 タリフの調整 商業の円滑化
重商主義で自国を守った結果
高いタリフ政策 貿易黒字 その後自由貿易になる
タリフ タリフ タリフは いらない
そしてイギリスは 先駆者になる
3 世界恐慌の後 多くの国は 高いタリフの政策に
悪名たかい スムートホーリー
貿易摩擦を起こした
タリフ タリフ ようやくGATTの誕生
国際貿易のルールができる
その後WTO タリフが削減
だけど 再び保護主義へ
4 アメリカと中国 貿易戦争で タリフは政策手段に
タリフマンのトランプ
ディールを好み タリフはカード
タリフ タリフ 自由貿易どこへゆく
歴史は繰り返す タリフは繰り返す
次に今年の2枚目は、「宗教法人になろう」である。
宗教法人は、法人税の分類では、「公益法人等」に属し、「収益事業」のみ課税となっている。この収益事業は、法人税法施行令5条で34業種を挙げている。しかし、判例等で、収益事業等の範囲の争いは多い。今回は、ペット供養と収益事業(最高裁平成20.9.12判決)についても歌詞に組み込んだ。人の供養とペットの供養は、異なるのかという、税法上の取り扱いについて提起している。また、新聞等で話題になった宗教法人が経営するラブホテルについても、「喜捨」であれば非課税になるのか?などと歌っている。
このような知識を前提として、この歌を聴いて、多くの人に、「なむあみだぶつ」と念仏を唱えて、理解してもらいたい。
宗教法人になろう
1 株式会社は 課税 宗教法人は 非課税
それは利益を求めない だから南無阿弥陀仏
念仏唱えれば すべて非課税 この世は バラ色
南無阿弥陀仏 救われる 南無阿弥陀仏 救われる
2 猫の供養は 課税 人間(ひと)の供養は 非課税
どうしてペットはダメなの だから南無阿弥陀仏
念仏唱えても 課税される この世は 不可解
南無阿弥陀仏 救われる 南無阿弥陀仏 救われる
3 料金表あれば 課税 お布施であれば 非課税
課税、非課税 紙一重 だから南無阿弥陀仏
ラブホテルに 喜捨の箱 この世は 極楽
南無阿弥陀仏 救われる 南無阿弥陀仏 救われる
4 ホテルで結婚 課税 神前、仏前 非課税
どこが違うのか イコール・フッテイング だから南無阿弥陀仏
イエスにブッダ ムハンマド 神さま いろいろ
南無阿弥陀仏 救われる 南無阿弥陀仏 救われる
あ~あ~ この世は 課税、非課税
みんなでなろう 宗教法人
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏